2024.06.07
BLOG
松山市駅前広場が変わる?!デザインしたのは建築家の乾久美子
コーシン田中です!
新築住宅の購入を検討していると、住環境の変化には敏感になるものです。
近くの公共スペースや交通の利便性は、毎日の生活に大きな影響を与えますよね。
そんな中、愛媛県の松山市駅前広場が大きく変わろうとしています。
デザインを手掛けるのは、日本を代表する建築家の乾久美子さん。
彼女の手によって、広場はどのように生まれ変わるのでしょうか?
本記事では、駅前広場の具体的な整備計画や、その完成予定時期について詳しく解説します。
また、乾久美子さんのプロフィールやこれまで手がけたプロジェクトも紹介しますので、ぜひご覧ください!
松山市駅前広場はどう変わる?
松山市の駅前広場はどう変わるのでしょうか。
ここでは、現時点で発表されている整備計画と完成の見込み時期を解説します!
松山市駅前広場の整備計画
松山市は、愛媛県の県庁所在地であり、四国最大の都市です。
瀬戸内海に面し、美しい自然環境に恵まれています。
特に松山城や道後温泉が有名な歴史と文化が豊かな都市です。
路面電車やバスが充実している伊予鉄道松山市駅前の広場整備計画は、駅の利用者の利便性を高め、地域の活性化を図ることを目的として行われます。
松山市駅前広場整備は、「歩いて暮らせるまち松山」の交通・交流拠点として、人々の往来と賑わいをつなぐことを目指しています。
広場は市内最大の交通結節点である松山市駅を起点に、城山公園や業務・商業エリアへと人の流れをつなぎ、花園町通りや銀天街・大街道など各地区と連動させます。
また、歴史と文化を感じさせる空間として松山の個性を表現します。
具体的には、駅前広場の面積を約1万平方メートルとし、路面電車の乗り場を南側に移設して乗り換えの利便性を向上させるとのことです。
移設後のスペースには、緑地やイベントスペースが整備される予定です。
さらに、東側にはバス乗り場が集約され、放置自転車対策として新たに300台分の駐輪場が設けられます。
公共交通の利便性が向上し、駅前エリアがにぎわうことが予測できますね!
完成時期の見込み
2024年度には東西ロータリーの整備工事が進められます。
これに伴い、2024年夏頃には現在の松山市駅ロータリーに一般車の乗り入れができなくなります。
同時に、市内電車の線路移設工事も2024年度に始まります。
続く2025年度には、交流広場の工事が予定されています。
完成は2026年秋ごろになる見込みです。
ここで紹介しているスケジュールは現時点での想定であり、関係者との調整や予算措置状況などにより変更される可能性があります。
松山市駅前広場は建築家乾久美子のデザイン
松山市の駅前広場をデザインするのは、東京を拠点に日本全国でさまざまな建築を手がけている建築家の乾久美子さんです。
乾久美子のプロフィール
乾久美子(1969年生まれ)は、数々の建築賞を受賞している建築家です。
大阪市北区で生まれ、親和中学校・親和女子高等学校を卒業。
東京藝術大学美術学部建築科を1992年に卒業し、その後、1996年にイェール建築学校修士課程を修了しています。
その後、青木淳建築計画事務所に入所し、2000年に設計事務所を設立しました。
乾久美子さんの主な作品には、以下のようなものがあります。
・ルイ・ヴィトン高知(高知県高知市)
・ディオール銀座(東京都中央区)
・日比谷花壇日比谷公園店(東京都千代田区)
・共愛学園前橋国際大学4号館(群馬県前橋市)
・エンクロス(宮崎県延岡市)
受賞歴には、2008年の「アパートメント1」新建築賞、2009年の「フラワーショップH」グッドデザイン金賞、2012年のヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞などがあります。
乾久美子が手掛けた駅周辺のプロジェクト
乾久美子さんは、これまでにも地方都市の駅周辺の整備プロジェクトを手掛けた実績があります。
宮崎県延岡市の「延岡駅周辺整備プロジェクト」では、2020年に日本建築学会賞を受賞しました。
衰退していた中心市街地を活性化するために、延岡駅周辺を整備するというプロジェクトです。
乾久美子さんは、デザイン監修者として、低層建築の採用や市民活動を意識した設計を提案しました。
市民ワークショップを通じて、市民の声に耳を傾けるプロセスを重視し、延岡市民の活動が駅周辺で活発に行われることを目指したとのことです。
延岡駅周辺整備プロジェクトは、市民参加型のまちづくりのモデルケースとして高く評価されました。
まとめ
松山市駅前広場の再整備計画は、新築住宅の購入を検討している方にとって非常に興味深いトピックです。
広場は緑豊かなイベントスペースや利便性の高い交通機能を備えた場所に生まれ変わる予定です。
工事が終われば、駅周辺の利便性が向上し、地域が活性化することも期待できます。
新たな駐輪場も整備されるため、住環境も快適になるでしょう。
新築住宅の購入を考えたときには、本記事で紹介した都市計画が進んでいる松山市を選んでみてはいかがでしょうか。