2024.08.14
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猛暑到来!歴代の最高気温ランキングと日本でもっとも涼しい場所
コーシン田中です!
毎日暑い日が続くと、気持ちも体もだれてしまいますよね💦
しかしこれだけの猛暑であっても、過去最高の気温には達していません。
日本で観測史上もっとも暑かった日は、41.1℃を記録しています。
最高気温を記録したのはどこの地域で、いつ観測されたのでしょうか。
この記事では、日本の歴代の最高気温ランキングをご紹介しています。
もっとも涼しい地域のランキングや世界の最高気温ランキングもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください!
もっとも暑かった日はいつ?歴代の最高気温ランキング
例年、猛暑が続く日本の夏ですが、過去最高に暑かった日はいつなのでしょうか。
2024年8月時点での最高気温ランキングを表にしました。
順位 | 都市 | 気温 | 起日 |
1位 | 静岡県 浜松 | 41.1℃ | 2020年8月17日 |
1位 | 埼玉県 熊谷 | 41.1℃ | 2018年7月23日 |
3位 | 栃木県 佐野 | 41℃ | 2024年7月29日 |
3位 | 岐阜県 美濃 | 41℃ | 2018年8月8日 |
3位 | 岐阜県 金山 | 41℃ | 2018年8月6日 |
3位 | 高知県 江川崎 | 41℃ | 2013年8月12日 |
7位 | 静岡県 天竜 | 40.9℃ | 2020年8月16日 |
7位 | 岐阜県 多治見 | 40.9℃ | 2007年8月16日 |
9位 | 新潟県 中条 | 40.8℃ | 2018年8月23日 |
9位 | 東京都 青梅 | 40.8℃ | 2018年7月23日 |
9位 | 山形県 山形 | 40.8℃ | 1933年7月25日 |
過去最高の気温を記録したのは、静岡県浜松市と埼玉県熊谷市の2都市です。
両都市は地形の関係上、熱くて湿った空気が滞留しやすいことから、他の県や都市より気温が高くなる傾向にあります。
2024年7月の最高気温
今年もうだるような暑さの日々が続きます。
暑さのせいで、心身ともに疲労を感じる方も多いはず。
しかし今年の夏の最高気温は、まだ歴代の最高気温に届くほどではありません。
都市名 | 2024年7月度気温 | 起日 |
東京都 | 37.7℃ | 2024年7月26日 |
静岡県浜松市 | 39.2℃ | 2024年7月28日 |
埼玉県熊谷市 | 40℃ | 2024年7月29日 |
歴代の最高気温には及びませんが、それでもどの地域も人間の体温以上の暑さを記録しています。
熱中症にならないよう、適切な対策をした上で日々を過ごすことが大切です。
参考:
気象庁「歴代全国ランキング」
気象庁「東京都 2023年7月(日ごとの値) 最高気温(℃)」
気象庁「静岡県 2024年7月(日ごとの値) 最高気温(℃)」
気象庁「埼玉県 2024年7月(日ごとの値) 最高気温(℃)」
日本でもっとも涼しい場所とは
暑い日々が続くと、涼しい場所が恋しくなるもの。
亜熱帯化が進むとされている日本で、夏でも涼しく過ごせる場所とはどこなのでしょうか。
以下は、歴代の「8月の最高気温が低い地域」をランキング化した表です。
順位 | 都市 | 気温 | 起日 |
1位 | 静岡県 富士山 | 0.6℃ | 1972年8月23日 |
2位 | 北海道 阿寒湖畔 | 10.1℃ | 1997年8月17日 |
3位 | 北海道 知方学 | 10.4℃ | 1987年8月1日 |
4位 | 青森県 酸ケ湯 | 10.5℃ | 2008年8月23日 |
4位 | 北海道 宇登呂 | 10.5℃ | 2002年8月22日 |
4位 | 北海道 根室 | 10.5℃ | 1941年8月9日 |
7位 | 北海道 ぬかびら源泉郷 | 10.7℃ | 1997年8月17日 |
日本でもっとも最高気温が低い場所を記録したのは、富士山です。
気楽に遊びに行ったりのんびりできる場所ではありませんが、登山に自信のある方は、夏の暑さを忘れるために足を運ぶのも良いかもしれません。
避暑地観光として訪れるのであれば、北海道が適しています。
北海道は真夏でも平均気温が30℃を下回るエリアが多くあります。
たとえば、阿寒湖畔の2024年7月の最高気温の平均は22.3℃です。
人気の観光都市である札幌市も2024年7月の最高気温の平均は28度と、関東以南に住む人からすれば涼しい日が続いたようです。
参考:
気象庁「歴代全国ランキング」
気象庁「阿寒湖畔平年値(年・月ごとの値)」
気象等「札幌(石狩地方) 2024年(月ごとの値) 主な要素」
日本が暑すぎる原因は?
日本の猛暑は、年々厳しくなっているように感じられます。
日本では沖縄県のみが北アメリカ南部やアフリカ北部と並ぶ亜熱帯地域に位置付けられていますが、このまま気温が上昇し続ければ、日本全体が亜熱帯化する可能性もあります。
日本でこれだけ気温が上昇する理由は、太陽の照射時間の長さや地形による気圧の影響など、さまざまな要因が重なっていると考えられます。
太陽の照射時間の長い日本は、昼間は猛暑が襲い、夜は冷えにくいという特徴があります。
さらに日本の南から暖かく湿った空気が流れてくることも、日本が暑すぎる原因です。
そのほかにも、日本に限らず気温が上昇している地球温暖化現象やヒートアイランド現象、大気の自然変動なども日本の気温が高くなる原因と考えられます。
世界の歴代最高気温ランキング
日本の暑さに滅入ってしまいがちですが、日本よりも暑い国はたくさんあります。
以下は、世界で記録された歴代の最高気温です。
【1位】デスバレー(アメリカ合衆国)56.7℃/1913年
【2位】ケビリ(チュニジア)55.0℃/1931年
【3位】アフワズ(イラン)53.9℃/2017年
1位はアメリカのカリフォルニア州にあるデスバレーです。
「死の谷」という名前が示す通り、危険な暑さを記録しています。
2024年現在でもデスバレーの暑さは改善しておらず、頬をなでる風も熱風です。
そのため観光客は十分な備えが求められます。
ケビリやアフワズも、例年、暑さの厳しい地域です。
ケビリは人が暮らす地域でもあるため、現地の人々の健康状態が不安視されています。
「50℃超えに比べれば日本の夏は涼しい」と感じてしまうかもしれませんが、日本の夏の暑さも、健康被害を引き起こすには十分なレベルです。
こまめな水分・塩分補給などの暑さ対策をして、日本の夏を乗り切りましょう。
暑い国の人々の暑さ対策とは?
日本よりも暑い国は多くありますが、そこで暮らす人々はどのように暑さ対策をしているのでしょうか。
暑い国には日本と違って四季がないことが多く、そこで暮らす人々は暑さに慣れているケースが大半です。
そのため日本人よりも暑さに耐性があり、これといった暑さ対策をせずに日中の猛暑の中、外で仕事をする人も多くいます。
また働き方に暑さ対策を取り入れているケースもあります。
たとえば、暑さの厳しいクウェート共和国やチュニジア共和国では、日中の労働が規制されています。
朝早くの涼しい時間から働き、日が登り切るころに仕事を終えるルールを設けることで、労働者を暑さから守っているのです。
また、地元の食べ物で暑さに強い体をつくったり、その地の気候に適した服を着たりなど、生活の中でも暑さ対策を取り入れています。
日本の猛暑を乗り切る!今すぐできる暑さ対策
海外の暑さ対策も効果的ですが、日本にもさまざまな暑さ対策の方法があります。
たとえば、冷却シートやポータブル扇風機などはスーパーやコンビニでも入手可能です。
持ち運びがしやすいため、バッグの中に常備しておくと安心です。
また、日傘を使うことで暑さから自分を守れます。
最近の日傘は体感温度をぐんと下げられる、日除け効果の高いタイプもあるため、優先的に取り入れると良いでしょう。
そのほかにも、冷感効果のある衣類を着たり、清涼感のある制汗剤や汗拭きシートなどを活用するのもおすすめです。
扇風機と合わせて活用すると、よりひんやり感が増します。
食べ物からも暑さ対策効果を得ることができます。
体温を下げる食材の特徴は、白や緑・紫などの野菜です。
これらの食材はカリウムが多く含まれており、尿と一緒に熱を排出します。
夏野菜は暑さ対策の効果の高いものが多いため、積極的に接種すると良いでしょう。
猛暑を乗り切るための対策をしよう!
日本の歴代最高気温は、浜松市と熊谷市で記録された41.1℃です。
2024年8月現在で、この歴代最高気温に到達する日はまだありませんが、それでも厳しい暑さに参っている人は多くいると思います。
日本の夏は長く、9月まで猛暑日が続くことが考えられます。
夏を乗り越えるための対策を講じて、今年の猛暑を乗り切りましょう。