2024.09.17
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台風が来た時に家でできる対策方法とは?備えておくべきこと
こんにちは!コーシン田中です!
台風シーズンが近づくと、家や家族の安全を守るための準備が必要です。
強風や大雨に備えて、事前に対策を講じることで、被害を最小限に抑えられます。
今回は台風に備えて買っておくべき非常食や防災グッズ、家の中・外でそれぞれ行うべき対策について詳しくご紹介します!
万が一の時に備えて、今からできることを確認しておきましょう。
台風に備えて買っておくべきもの
台風が訪れたときに備えて用意しておくべきものは、非常食と防災グッズの2つです。
それぞれの内容をチェックしておきましょう。
また、子どもがいる家庭は、子ども用品も揃えておくと安心です。
非常食
非常食として揃えておくと良い食品は、以下のとおりです。
・水
・野菜ジュース
・缶詰・レトルト食品
・お米・パスタ類
・甘いもの
飲料水に加え、野菜類とタンパク質、炭水化物を含む食品を揃えておくと安心です。
さらに、災害に見舞われて心がすり減っているときは、甘いものが欲しくなりがち。
チョコレートや焼き菓子など日持ちするお菓子を、非常食のリストに加えておくと良いでしょう。
これらの食糧を家族人数分 × 3日分、用意します。
防災グッズ
防災カバンには、次の物を詰めて用意しておきましょう。
・カセットコンロ
・非常用バッテリー
・照明
・救急用品
・衛生用品
・生理用品
・現金
・ヘルメット
・軍手
・防災頭巾
・安眠用品
・衣類
・常備薬
防災グッズは一揃いセットになった物が販売されています。
それを購入し、足りない物を付け加えて用意しておくのも良いですね。
上記の荷物も、家族全員分 × 最低3日は過ごせるだけの量を、用意しておきましょう。
子どもがいる家庭の場合
子どもがいる家庭は、上記の非常食・防災グッズに加えて、アレルギー対応の非常食や子どもが安心するおもちゃなどを用意しておくことをおすすめします。
また、赤ちゃんがいる家庭の場合は、おむつや粉ミルク、赤ちゃん用の着替えなども用意しましょう。
家の中の台風対策の内容
大きな台風の発生が報じられたら、家と家族を守るために、家の中の台風対策を講じましょう。
窓の破損防止
台風の強風による飛来物で、家の窓が割れるケースがあります。
窓ガラスが割れると、ガラス破片で怪我をするかもしれません。
また、飛来物が家の中の人にぶつかる可能性もあります。
窓に飛散防止フィルムや段ボール、緩衝材などを貼り、窓ガラスと飛来物による怪我を防ぎましょう。
窓周りに人が近づかないレイアウトにする
窓ガラスの破損による怪我を防ぐためには、窓ガラスに対策を施すだけでなく、窓周りに人が集まらないようレイアウトに工夫を加えることも大切です。
台風前は、ベッドやソファー、テーブルなど、人がくつろぐ場所は窓周りから離しておきましょう。
浴槽・バケツに水の用意をする
台風による被害で、水道管が損傷し、水が使用できなくなることがあります。
水が出るうちに、バケツや浴槽などに生活用水のストックをしておきましょう。
また、下水の逆流対策として、水のうも用意しておくと安心です。
水の入ったビニール袋でトイレや排水溝など、下水の逆流口を塞ぐことで、家に汚水が侵入するのを防げます。
家の外の台風対策の内容
家の中だけでなく、家の外にも台風対策が必要です。
ここからは、家の外の台風対策の内容をご紹介します。
排水溝・雨どいの掃除をする
排水溝や雨どいに砂や枯葉などのゴミが溜まっていると、雨水が溢れ、家が浸水する可能性があります。
台風前は家の付近の排水溝や雨樋の掃除をしておくと良いでしょう。
外壁・窓周りの補強をしておく
外壁や窓周りにヒビや割れが生じている場合、台風前に直しておいたほうが安心です。
そこから雨水が侵入し、雨漏りが発生する可能性があります。
雨漏りは家の寿命を縮めるだけでなく、カビや躯体の腐食を生じさせます。
その結果、家の中の空気が汚れ、アレルギーが発症する可能性もゼロではありません。
台風前に家の外観全体をチェックし、雨漏りの危険性がないか、確認しておきましょう。
土のうの設置
土のうを設置しておくことで、雨水や泥水が家の敷地内に入り込むのを防げます。
玄関前や門扉の前などに、必要分、設置しましょう。
ちなみ1m幅で10個ほど(5個 × 2段)が土のうの設置数の目安です。
大きなブルーシートを敷いて、その上に土のうを設置し、最後にブルーシートで土のうを包むようにすると、より高い浸水防止効果を得られます。
庭木・物干し竿などの固定
大きな台風に見舞われた際、庭木が折れてしまったり物干し竿が飛んでいったりすることもあります。
どちらも家財を壊したり人に怪我をさせたりといったリスクが生じるため、台風前に固定しておきましょう。
車の保護
台風の飛来物で車が傷つくことも考えられます。
ガレージがある家は、ガレージ内に車を入れておきましょう。
カーポートや駐車場しかない住まいの場合、近所の立体駐車場などに車を停めておくと安心です。
費用はかかりますが、車が損傷した場合の修理費に比べると、安価で済みます。
立体駐車場に止めず、カーポートや駐車場に車を保管する場合は、車をカーシートで保護しておくと安心です。
飛来物による損傷を防ぐためには、毛布などで車全体を包んだ上で、カーシートをしっかり車に巻き付けるように固定しましょう。
日頃から心がけておくこと
台風が訪れたときに慌てないで済むよう、日頃から心がけておくべきことがあります。
その内容を、見ていきましょう。
ガソリンは満タンを保つ
台風直後は道路の通行不可などが理由により、ガソリンの配給が各スタンドまで行き渡らないこともあります。
ガソリン不足に陥った際も慌てないで済むよう、日頃からガソリンは満タンにしておく癖をつけておくと安心です。
近所とのコミュニケーションを取る
台風で被災をした際、近所との助け合いが必要です。
しかしお互いの人となりがよくわかっていないと、助けを求めたり手を貸したりすることに、抵抗が生じてしまうかもしれません。
日頃から近所とコミュニケーションを取り、いざというときに助け合う関係性を築いておくことが、被災時の強い支えとなります。
ハザードマップの確認
住んでいる地域だけでなく、周辺地域のハザードマップも確認しておきましょう。
危険な場所を把握していないと、台風時に知らずに近づいてしまい、事故に巻き込まれる可能性があります。
通学路や通勤路など、日常で使用する場所の危険なエリアを把握しておくことが大切です。
避難情報の入手方法をチェック
通常、地域の避難場所は決められていますが、何らかの理由によって、被災時に定められていた避難場所に緊急避難ができないことも考えられます。
知らずに避難をして危険に巻き込まれないよう、最新の避難情報を入手できる方法を把握しておきましょう。
また、土砂災害や川の水位情報をリアルタイムで確認できる手段も用意しておくと安心です。
近隣の河川敷カメラのURLや地域の土砂災害速報のSNSなどを、調べておきましょう。
台風がやってきたら
十分な備えをしておけば、台風がやってきた際も安心して過ごせます。
しかしそれでも、油断は禁物です。
台風がやってきたら、次のことに気をつけましょう。
窓・ドアの開閉は極力避ける
台風がやってきたら、窓やドアの開閉は極力避けましょう。
強風で窓や扉が煽られ、飛ばされてしまう危険性があるためです。
台風が通り過ぎるまでは、なるべく家の中で静かに過ごしたほうが良いでしょう。
シャッターを閉める
台風の強風による飛来物で怪我をしないためにも、シャッターは閉めておきましょう。
シャッターを閉めることで防音効果も得られるため、台風の強風や雨の音なども気にならなくなります。
ただし、地域の防災無線も聞こえにくくなるため、スマホの緊急速報などは常に受け取れるように準備しておきましょう。
被害のあった場所は写真に撮る
万が一、台風によって浸水や窓ガラスの破損などの被害が生じた際は、片付ける前に被害状況の写真撮影をしておきましょう。
撮影をしておくことで、その後の補償の申請がスムーズに進みます。
「政府広報オンライン」では、家が被災した際の対処方法を紹介しています。
あらかじめチェックし、いざという時に備えておきましょう。
住まいが被害を受けたとき 最初にすること | 政府広報オンライン
台風対策をして家や家族を守ろう
台風に備えて、家の中や外での対策や非常食・防災グッズの準備は欠かせません。
事前にしっかりと準備しておくことで、台風が訪れた際にも落ち着いて対応できます。
また、日頃から近隣とのコミュニケーションや避難情報の確認をしておくことも大切です。
家族全員が安全に過ごせるよう、日頃の備えを怠らずに過ごしましょう!