《床暖房 or 全館空調の家》実際どちらが暖かい? - 株式会社コーシンコンストラクション
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2024.10.22

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《床暖房 or 全館空調の家》実際どちらが暖かい?

コーシン田中です!

マイホームの設備は、何を取り付けるかで暮らし方が変わるため、重要な選択の1つです。

「床暖房と全館空調、どっちがより暖かくて快適なんだろう…」 という疑問を持つことはありませんか。

後付けするのが難しい床暖房と全館空調は、家を建てる前に、それぞれの機能やメンテナンスの違いを理解しておくことが重要です。

そこでこの記事では、床暖房と全館空調のそれぞれの特徴や必要な費用などを解説します。

床暖房と全館空調はどっちがいい?

ここでは床暖房と全館空調の特徴の違いについて、以下の3つを解説します。

🔸暖め方
🔸暖まるまでのスピード
🔸空気清浄機能

それぞれ詳しく見ていきましょう。

🔸暖め方

床暖房は、床下に設置した熱源が発する遠赤外線による輻射熱で、部屋全体をじんわりと温めます。

床下にめぐらせたパイプの中を温水が循環する温水式と、床下に設置した発熱線に通電させて部屋を温める電気式の2つがあります。

スイッチを入れて稼働すれば、まるで陽だまりにいるような暖かさを感じられるのが特徴です。

しかし、取付場所を指定して施工するため、床暖房をつけていない部屋との間に、寒暖の差が生じることは理解しておきましょう。

 一方、全館空調は、天井付近の吹き出し口から温かい空気を出して循環させ、家全体を暖める方法です。

1つのシステムから各部屋にダクトを巡らせ、天井に配置した吹き出し口から、暖気や冷気を送り込みます。

そのため、家中のどこにいても温度差がなく、快適に過ごせる点が魅力です。

🔸暖まるまでのスピード

床暖房は、熱が床から伝わるまでにある程度の時間がかかります。

しかし、一度温まると持続性が高く、穏やかな暖かさが長時間続きます。

帰宅してすぐに暖かい部屋で過ごしたい方は、予約タイマー機能を利用するのも有効でしょう。

一方、全館空調は基本的に1年中24時間稼働しているので、常に快適に過ごすことができます。

温度変更をする際でも、比較的設定温度まですぐに到達するため、忙しい朝や帰宅直後でもすぐに快適な空間を得られるでしょう。

🔸空気清浄機能

床暖房は、風が起きる設備ではないため、空気清浄機能はありません。

空気をきれいにするには、別途空気清浄機を併用する必要があるでしょう。

しかし、ほこりを巻き上げることが少ないため、アレルギー体質の方にも優しい暖房と言えます。

一方、全館空調は、種類によって空気清浄機能が搭載されているタイプもあります。

室内の空気を循環させる際に、フィルターを通して塵や花粉などを取り除くため、空気をきれいにする効果も期待できますよ。

床暖房と全館空調の費用とメンテナンス

快適な暮らしのためには、初期費用だけでなくメンテナンスのしやすさも重要なポイントです。

ここでは、床暖房と全館空調の費用とメンテナンスについて以下の2つの違いを解説します。

🔹費用の違い
🔹メンテナンスの違い

順番に詳しく解説します。

🔹費用の違い

一般的に、初期費用は床暖房よりも全館空調の方が高額になる傾向があります。

床暖房は施工面積によって費用が変動し、リビングなど広い空間に設置する場合、費用がかさむことも少なくありません。

費用相場は、20畳のリビングで60〜80万円程度です。

全館空調は、家全体にダクトを施工する必要があるため、工事費用が高くなりやすいという特徴があります。

費用相場は、100万円~250万円ほどです。

ただし、全館空調の場合は、部屋ごとにエアコンを設置することはないため、全体的にみるとコストパフォーマンスがよくなることもあります。

依頼するハウスメーカーや工務店、住宅の坪数などによって施工費用は変わるため、比較検討して、建築会社を決めましょう。

🔹メンテナンスの違い

床暖房は、電気式でも温水式でも、比較的メンテナンスの手間がかからない設備です。

電気式は定期的な清掃以外に、特別な手入れは必要ありません。

温水式は10年ごとに不凍液の交換を行うことが推奨されています。

全館空調は、1~3年に一度の定期的な点検をする必要があります。

また、ダクト清掃も10年ごとに行うなど、専門業者による定期的なメンテナンスは欠かせません。

建築会社によっては、住宅のメンテナンスと同時に行ってくれる場合もあるため、どこで施工するかは重要なポイントです。

家を建てる前に、気になるお手入れ方法についても、建築会社に相談してみましょう。

床暖房も全館空調も高気密・高断熱が必要

床暖房と全館空調の効果を最大限引き出すには、高気密・高断熱の住宅が必要不可欠です。

気密性や断熱性が低いと快適さを損ねるだけでなく、効率的に家の中を温められず、光熱費が高くなるため、注意しましょう。

気密性が高いことで、暖気が外に逃げず、エネルギー効率が向上します。

また、断熱性能が高い住宅は、外部の冷気が侵入しにくく、設備の効率も高まります。

どちらの設備を選ぶ場合でも、断熱性や気密性が高い住宅を建てることが大切です。

まとめ

床暖房は足元からじんわりと暖かさが広がり、全館空調は家全体を均一に暖めることで快適な室温を維持します。

どちらの暖房設備も、高気密・高断熱の住宅を建てることで効果を最大限に発揮します。

冬の時期を過ごしやすい住まいを手に入れるために、まずは専門家に相談し、自分たちに最適な暖房設備を見つけてみてはいかがでしょうか。