2024.09.17
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電気代・ガス代の補助金はいつまで支給される?補助金の概要と光熱費の節約方法
こんにちは!コーシン田中です!
電気代やガス代の高騰が続いており、家庭の光熱費負担が増えています。
そこで、多くの家庭を支援するために、電気代・ガス代の補助金制度が政府によって導入されています。
しかし、この補助金がいつまで支給されるのか、どのような手続きが必要なのか、疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
今回は、補助金の概要や支給期間、申請方法について詳しく解説します!
光熱費の節約方法についてもご紹介するので、ぜひ、参考にしてください。
電気代・ガス代の補助金の概要
政府による電気代・ガス代の補助金制度は、2024年5月に一度終了しています。
しかし物価高やエネルギー消費量の増加が背景にあることから、2024年8月から「酷暑乗り切り緊急支援」として、再び電気代・ガス代の補助金制度が再開されました。
補助金が支給される期間はいつまで?
補助金支援の対象となる期間は、2024年8月使用分〜10月使用分までです。
冷房を使用する時期までは補助金支援を受けることができますが、冬には電気代・ガス代どちらもすべて利用者負担となります。
寒いからといって、エアコン・ガスを使いすぎないよう気をつけたいですね。
電気代・ガス代の補助金額
「酷暑乗り切り緊急支援」の補助金額は、以下の通りです。
8.9月使用分 | 10月使用分 | |
電気(低圧・家庭用) | 4円/kWh | 2.5円/kWh |
電気(高圧・企業用) | 2円/kWh | 1.3円/kWh |
都市ガス | 17.5円/㎥ | 10円/㎥ |
参考:電気・ガス料金支援
プロパンガス(LPガス)は、補助金の対象外となります。
補助金で家庭の負担はどれほど軽減される?
補助金額を見ると、とても少額の支援に見えますが、補助金によって実際はどれほど、家計の負担を減らせるのでしょうか。
一般家庭でひと月に使用する電気の平均量は、約348/kWhとされています。
ガスは、約17/㎥ほどです。
この使用量でどれだけ割引されるか計算した結果が、以下の通りです。
【8.9月使用分】
- 電気代:約1,392円分/月の値引き
- ガス代:約298円分/月の値引き
【10月使用分】
- 電気代:約170円分/月の値引き
- ガス代:約298円分/月の値引き
補助金の申請方法
電気・ガス代の補助金を受け取るのに、特別な申請手続きは必要ありません。
何もしなくても使用料から割引が適用されます。
補助金だけでは足りない!電気代・ガス代の節約方法とは?
電気・ガス代の割引金額は、家庭によってはわずかな金額にしかならないケースもあります。
補助金だけでは電気代・ガス代の負担を軽減するのは難しいため、ご自身でも電気やガスの節約方法を取り入れてみましょう。
家電の使い方を見直す
電気・ガス代の負担を軽減するために、家電の使い方を見直してみましょう。
たとえば「DAIKIN」のエアコンは、設定温度を1度変更すると、節電効果が10%ほど上下すると言われています。
効率的に室温を調整するために、電気代の安い扇風機やサーキュレーターをエアコンと併用するのも良い方法です。
そのほかにも、使用していない家電の電源を抜いたり、お風呂は追い焚きをしなくて済むように時間を空けずに家族全員が入浴したりといった方法も有効です。
こうした小さな積み上げが、電気代・ガス代の負担を軽減します。
参考:DAIKIN「設定温度を変更した場合の電気代の目安(ルームエアコン)」
古い家電は買い換える
現代の家電は、省エネ性能に優れたタイプが豊富です。
古い家電を使用している家庭は現代の家電への買い換えを、検討してみてはいかがでしょうか。
たとえば、DAIKINのエアコン「うるさらXシリーズ」は、2013年モデルと2024年モデルでは省エネ性能が約16%アップしています。
画象引用元:ダイキン「エアコンの買い替えと修理 どちらがいいの︖寿命は何年︖ 」
また、古い家電は汚れの蓄積や部品の劣化も見られます。
これらは稼働の効率性を下げる原因にもなるため、やはり、古い家電は買い替えたほうが良いかもしれませんね。
オール電化に切り替える
最近では、オール電化の家庭も増えています。
オール電化とは、簡単にいえば「ガスを使用しない家庭」のことをいいます。
家庭で使用するガスといえば、コンロと給湯器、暖房機などです。
これらをすべて電気製品に変えることで、オール電化が叶います。
コンロはIHに、給湯器はエコキュート、暖房機はエアコンに……といった感じですね。
各電力会社はオール電化家庭向けの電気料金プランを用意しており、どれも深夜料金が安い点が特徴です。
エコキュートは深夜にお湯をつくり貯めておくため、電気代の節約に繋がります。
さらにガス代の請求もなくなるため、オール電化にすることで、家計の負担を軽減できます。
太陽光発電の導入
太陽光発電を導入することで、電気の自給自足が実現します。
電力会社から購入する電気は、太陽の光があたらない夜の分や、雨天などで太陽光エネルギーを得られなかったときだけになるため、電気代の費用負担を抑えられます。
ただし、太陽光発電の導入には初期費用がかかります。
国や都道府県、自治体などによって太陽光発電に関する補助金制度が用意されているため、これらをうまく活用すると良いでしょう。
電力・ガス会社を変更する
電力やガス代の節約方法として、契約している会社やプランを見直すことも大切です。
とくに、ライフスタイルや家族の人数などに変化が生じた際は、電気・ガス料金のプランや契約会社が、今後の暮らしに合っていることも、確認したほうが良いでしょう。
電気代・ガス代は日々の節約が大切!
電気代・ガス代の補助金は、家庭の光熱費負担を軽減するための有効な手段ですが、補助金だけに頼るのではなく、日々の節約も重要です。
家電の使い方を見直したり、古い家電を買い替える、電力・ガス会社を変更するなど、小さな工夫の積み重ねが、光熱費削減に大きく貢献します。
補助金制度を活用しつつ、日常生活の中での節約を心がけ、賢く家計を守っていきましょう。