【補助額160万円!】4月から始まる先着順の補助金「GX志向型住宅」とは? - 株式会社コーシンコンストラクション
EHIME MATSUYAMA
お問い合わせ
お問い合わせ

×

お客様の声はこちらから

2025.04.16

BLOG

【補助額160万円!】4月から始まる先着順の補助金「GX志向型住宅」とは?

コーシン田中です!


「省エネ性能の高い家にしたいけれど、いくらかかるんだろう……」高い買い物である住宅は、補助金や助成金制度を活用して賢く建てたいと思う方は多いでしょう。


2024年4月から、最大160万円の補助金が受け取れる「子育てグリーン住宅支援事業」がスタートします。


「子育てグリーン住宅支援事業」制度の対象となるのは、政府が新たに定めた高性能な省エネ住宅「GX志向型住宅」です。


しかし、「GX志向型住宅」と耳にしても、一体どのような住宅なのか、ZEHや長期優良住宅と何が違うのかよくわからないという人も多いかもしれません。


そこでこのブログでは、GX志向型住宅と子育てグリーン住宅支援事業についてわかりやすく解説します。

GX志向型住宅とは?

早速、GX志向型住宅に当てはまる要件や、ZEH、長期優良住宅などとは何が違うのかを詳しく見ていきましょう。

GX志向型住宅の要件

GX志向型住宅は、政府が定めた脱炭素社会の実現を目指す新基準の省エネ住宅です。


具体的には、以下4つの要件が求められています。

1:断熱性等性能等級……等級6以上

2:再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量削減率……35%以上

3:再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量削減率……100%以上

4:高度エネルギーマネジメントの導入

1つ目の断熱等級を6以上にするには、高性能な断熱材を使い、断熱窓を選ぶ必要があります。


2つ目の項目は、高効率の給湯器やエアコンやLED照明等を活用して、一次エネルギー(冷暖房や給湯、照明など住宅で使うエネルギー消費量)消費量を35%以上、削減することが求められます。


3つ目の項目として、太陽光発電システムなどを設置して、自宅で消費するエネルギーよりも創出したエネルギーのほうが大きくなることが要件の1つです。


4つ目の高度エネルギーマネジメントについては、自宅で消費するエネルギーを管理するためのシステム、HEMSなどを設置をしなければなりません。


家庭内のエネルギーの「見える化」だけでなく、効率的な運転制御や最適化を行うことが求められます。

ZEHや長期優良住宅との違い

「子育てグリーン住宅支援事業」で対象となるのは、GX志向型住宅以外にも、ZEHと長期優良住宅があります。


主な違いは下表の通りです。

住宅の種類要件1戸あたりの補助額
GX志向型住宅断熱性能等級6以上再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量削減率35%以上再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量削減率100%以上最大160万円/戸
ZEH水準住宅断熱性能等級5以上一次エネルギー消費量を20%以上削減最大40万円/戸
長期優良住宅耐震等級1〜3以上断熱等性能等級5以上一次エネルギー消費量等級6以上耐震性、劣化対策、維持管理の容易性などの基準を満たす最大80万円/戸

なお、GX志向型住宅では、上記の要件を満たしていればどの世帯でも申請が可能です。


一方で、ZEH水準住宅と長期優良住宅で申請する場合には、子育て世帯に限られます。


また、ZEH水準住宅と長期優良住宅の場合、既存の住宅を除去した場合には20万円が加算されます。

GX志向型住宅のメリット

GX志向型住宅を建てると、光熱費の削減や住宅の資産価値向上などのメリットがあります。


実際にはどのようなメリットがあるのか詳しく解説します。

🔸光熱費を抑えられる

GX志向型住宅は、断熱性能が高く、高効率の給湯器などを活用してエネルギー消費を大幅に抑えるため、光熱費の削減が期待できます。


さらに、太陽光発電システムを導入すれば、発電した電力を家庭で消費できるため、電力会社からの購入量が減り、電気代の節約にもつながるでしょう。


また、効率のよい空調設備をつけることで、暖房や冷房にかかるエネルギーも少なくて済みます。


長期的に、年間を通じて光熱費の負担が軽減されるのは大きなメリットです。

🔸住宅の資産価値が高まる

GX志向型住宅は、高い省エネ性能や環境配慮型の設計をするため、高い資産価値があると評価されます。


政府のカーボンニュートラル政策の推進により、環境性能の高い住宅は今後ますます評価されることが見込まれます。


また、光熱費の削減や快適な住環境といった居住者へのメリットも多いため、売却時にも高い値段で売れる可能性が高いでしょう。

まとめ

GX志向型住宅は、高い断熱性能とエネルギー効率に優れた、次世代の省エネ住宅です。


2024年度から始まる「子育てグリーン住宅支援事業」を活用すれば、最大160万円の補助金が受け取れます。


また、GX志向型住宅に適合するために、太陽光発電や高効率設備の導入が必要になるため、光熱費の削減や快適な住環境の実現が期待できます。


一方で、GX志向型住宅でなくても、ZEH水準住宅や長期優良住宅などでも補助金は受け取れるため、自宅を建てるときには、どこまで住宅の性能を高めるかが重要です。


補助制度や住宅の種類について理解を深め、自分にあった選択をした上で、賢く住まいを手に入れましょう。