2025.06.04
BLOG
【七夕って何の日?】子どもにわかりやすく説明する方法&由来まとめ

コーシン田中です!
7月7日は「七夕(たなばた)」。
幼稚園や小学校でも行事として取り上げられることが多く、子どもたちも短冊にお願いごとを書いたり、笹を飾ったりして楽しむ日です。
でも、「七夕ってどんな日?」と聞かれると、大人でもうまく説明できないことがありますよね。
この記事では、七夕の意味や由来を子どもにわかりやすく伝える方法、年齢別の説明のコツまでを丁寧にまとめました。
1. 七夕ってどんな日?簡単に説明するとこうなる!
七夕は、年に一度だけ「おりひめ」と「ひこぼし」が天の川で会える特別な日です。
そして、みんなの願いごとが天まで届くようにと、短冊に夢や希望を書いて笹に飾る日でもあります。
子どもに説明するときは、以下のように伝えるとわかりやすくなります。
↓↓↓
「七夕は、星の神さまがお空で出会う日だよ。そして、みんなのお願いごとも空に届く日なんだって!」
2. 七夕の由来は?織姫と彦星のお話をわかりやすく紹介
織姫と彦星って誰?
織姫(おりひめ)は、はた織りがとても上手な働き者の女性。
彦星(ひこぼし)は、牛の世話をするやさしい男の人。
この二人は天の神さまによって出会い、恋人同士になります。
天の川を渡れない理由
でも、二人は恋に夢中になりすぎて、仕事をさぼってしまいます。
そこで神さまが怒って、「会うのは年に1回だけ!」と決めたのが7月7日。
天の川をはさんで、一年に一度だけ会えるのです。
「年に一度だけ会える」ってどういう意味?
実は織姫と彦星は、空にある「ベガ」と「アルタイル」という星。
それぞれ東と西の空にあり、ちょうど夏の時期に天の川を挟んで見えるため、このお話が生まれたと言われています。
3. 七夕にすること|短冊・笹飾り・行事の意味
🔸短冊にお願いごとを書く理由
昔の日本では、字や絵が上手になりますようにと願いを込めて、紙に書いて飾っていました。
それが今の「短冊」に進化したのです。
🔸笹の葉に飾る意味は?
笹の葉は生命力が強く、悪いものを追い払うと考えられてきました。
風にゆれる笹に願いごとを飾ることで、天まで届くと信じられていたのです。
🔸七夕行事はいつ、どこで行われるの?
七夕は7月7日。
学校や保育園、地域の商店街などでも行事が開催されます。
特に有名なのが「仙台七夕まつり」(8月開催)で、全国から観光客が集まります。
4. 子どもに伝えるときのポイントと会話例
⭐️難しい言葉を使わないコツ
神話や伝説の要素が多い七夕は、難しい言葉も多く出てきます。
例えば「織姫=お洋服をつくるお姫さま」と言い換えるなど、子どもに親しみやすい表現にしましょう。
⭐️子どもが質問してきたときの受け答え例
・子:「なんで会えないの?」
・親:「お仕事をさぼったから、神さまが少しだけ怒ったんだって。でも1年に1回だけなら、いいよって言ってくれたの」
⭐️家庭でできる簡単な七夕の楽しみ方
・折り紙で星や短冊を作る
・願いごとを声に出して読んでみる
・星を一緒に眺めて「天の川ってこれかな?」と会話する
5. 年齢別:幼児・小学生に合った説明のコツ
🔹幼児には「おはなし絵本」でイメージを伝える
絵本で感情移入しやすくするのがおすすめ。
織姫と彦星の表情や背景を視覚で感じることで、内容がぐっと身近になります。
おすすめ絵本:
・『たなばたバス』(藤本ともひこ/鈴木出版)
・『たなばたものがたり』(おくはらゆめ/教育画劇)
🔹小学生には由来+行事をセットで説明
「星の名前」「旧暦と新暦の違い」など、少し踏み込んだ話も理解できます。
科学と文化がつながっていることを伝える良い機会です。
🔹学年別の理解力に応じた工夫のヒント
・年長〜低学年:登場人物に感情移入しやすい物語形式
・中学年〜高学年:神話・天文学・日本の伝統文化に触れる視点を追加
6. よくある質問と保護者が気をつけたいこと
🎋七夕って毎年日付が同じ?
基本は7月7日ですが、地域によっては旧暦の7月7日(現在の8月)に行われることもあります。
🎋保育園や学校での説明と家庭の伝え方の違い
園や学校では「行事としての体験」がメイン。
家庭では「願いごと」「星への思い」をじっくり伝えるのが◎です。
🎋雨が降ったら織姫と彦星は会えないの?
お天気に関係なく、空の上ではちゃんと会えていると言われています。
子どもが不安がらないよう優しく説明してあげましょう。
7. まとめ|七夕を親子で楽しもう!
七夕は、星に願いをかけるだけでなく、日本の伝統や文化、宇宙への興味を育てるきっかけにもなります。
子どもの年齢や興味に合わせて、やさしく、楽しく伝えてあげることが大切です。
今年の七夕は、ぜひ親子で星空を見上げながら、願いごとを書いてみませんか?