2023.10.31
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【砥部焼きと砥部町の魅力とは?】おすすめの観光スポットも紹介!
こんにちは! コーシンコンストラクションの田中です。 本日は、私たちコーシンが 分譲地を豊富に展開している砥部町の 「砥部焼」についてご紹介させていただきます! ぜひ最後までご覧ください。
食卓に彩りを添えるアイテムとして、 和食器は人気です。 その中でも、 砥部焼き(とべやき)に注目が集まっています。 手仕事の温もりを感じる砥部焼きの窯元もあり、 豊かな自然の風景など、 さまざまな魅力に触れることができる 砥部町を訪れてみませんか。
本記事では、 砥部焼きの背景と砥部町の 観光の魅力を深掘りして、 皆さんの次の旅行の参考になる 情報をお届けします。
砥部焼き(とべやき)とは?
砥部焼きは、 愛媛県伊予郡砥部町を中心に 生産されている磁器です。 さっそく、その特徴とその歴史を 詳しくみていきましょう。
◽️特徴
砥部焼きの白磁は特有の象牙色を持ち、 温かみのある白さをしています。 その優しい色合いの白磁に、 美しい青や藍色の絵付けが施されているのが、 砥部焼の特徴です。 砥部焼には、飾り気がなくシンプルで素朴な形、 日本の伝統的な風情を感じさせる デザインの器が数多くあります。 古くからの技法を守りながらも 新しい形やデザインが 生み出され続けている砥部焼きは、 現代のライフスタイルにもマッチし、 幅広い年齢層の人に選ばれています。 取り扱いがしやすく丈夫な作りであることも、 日常使いの食器として 多くの人に愛用される理由の一つです。
◽️歴史
砥部焼の起源は、 江戸時代初期にさかのぼります。 1777年、伊予国大洲の大洲(おおず)藩で、 砥部焼きの生産が盛んに 行われるようになりました。 もともと砥部は、 奈良・平安時代から伊予砥(いよと)という 砥石の産地として有名だったため、 伊予砥の屑を原材料として新しい特産品を 生み出そうという取り組みが始まったのです。 江戸時代は、現在とは違い 他藩との情報交換が難しかったため、 砥部焼は独自の技術で生産されていき、 発展を遂げていきます。 さらに明治時代には、 「伊予ボール」という名前で 中国や台湾にも輸出され、 国際的に知られるようになりました。 昭和時代初めは戦争の影響で衰退しましたが、 民芸運動の影響で再び注目され、 昭和40年代には再ブームが起こります。 昭和51年(1976年)には、 国の伝統的工芸品に指定され、 砥部焼きの価値が 公に認められるようになったのです。 この伝統的工芸品の指定を受けて、 砥部焼の保存や伝承の動きは加速していきます。 時を経て平成17年(2005年)には、 愛媛県の無形文化遺産として指定されました。 現代でも砥部焼の伝統的な技法は守られつつ、 新しいデザインや形の作品も生み出され、 多くの窯元が砥部町で活躍しています。
◽️砥部焼きの魅力
日本全国、さまざまな焼き物がある中で、 砥部焼はどのような点に 人気が集まっているのでしょうか。 砥部焼の魅力は、主に以下の3つがあります。
◽️普段使いに適している
◽️手描きで味がある
◽️一点ものを手に入れられる
それぞれについて、詳しく解説します。
◽️普段使いに適している
砥部焼は、お皿や鉢、どんぶりにお茶碗など、 普段使いできる種類の食器がたくさんあります。 また、和食器の中でも 特に丈夫でひび割れや欠けが入りにくく、 食洗機や電子レンジも使用できるのが特徴です。 割れにくい分、西洋の磁器や 他の磁器と比べると重さはありますが、 使い慣れるとその重さに 安心感を覚えるという声も多く耳にします。 また、砥部焼の窯元の手により、 使いやすさを追求しつつも、 長く愛用できるデザインが 多数つくられているのも人気の秘密です。
◽️手描きで味がある
砥部焼きは磁器に分類されるものの、 乳白色をしている白磁に、 人の手で作られた味を感じさせます。 陶器のほうが温かみもあり、 磁器には冷たい印象がある という人もいるかもしれません。 しかし、光沢のある白磁の上に 素朴な藍色の絵が描かれ、 手作りの親しみやすさを覚える人も多くいます。 また、最近は若い陶芸家の手によって、 かわいらしい作品も多くあります。 シンプルさは保ちつつも奥深く、 飽きずに長く使えるデザインが 砥部焼きの魅力として多くの人々に 受け入れられている理由です。
◽️一点ものを手に入れられる
砥部焼きの最大の魅力は、 一点ものとしての存在感です。 職人が手作業で作った、 世界でたった一つしかない 焼き物が手に入ります。 大量生産される食器とは違い、 成形から絵付け、本焼きに至る工程が、 職人の手によって丁寧に行われます。 そのため、同じデザインであっても、 微妙に形・色・絵付けのタッチが違い、 ひとつとして同じものはありません。 また、一点ものの作品は、使う人の手に馴染み、 時間とともに更なる味わいを増していきます。 そして、近年は若い陶芸家たちの手により、 伝統的な技法と現代の感性がマッチした、 現代のライフスタイルにもあう作品が 生み出されています。 いくつもの作品の中から、 自分好みの器を選ぶ楽しみがありますよ。
◽️砥部町の魅力
砥部町は愛媛県の中央部に位置する 歴史と文化の豊かな町です。 北部は、江戸時代から続く 「砥部焼」の産地として知られています。 また、春には桜、夏には新緑、 秋には紅葉、冬には雪景色と、 訪れるたびに異なる自然風景が 楽しめるのも魅力です。 また、砥部町は温暖な気候を活かした みかん栽培も盛んです。 そして、砥部町の南部には、 豊かな森林景観が楽しめる 山間部が広がっています。 歴史と自然、 そして伝統工芸の魅力を満喫できる町として、 砥部町は多くの人々に愛されています。
◽️砥部町の観光スポット
砥部町のおすすめの観光スポットには、以下の3つがあります。
◽️砥部焼きの窯元
◽️愛媛県立とべ動物園
◽️砥部衝上断層
一つずつ、詳しく紹介していきます。
◽️砥部焼きの窯元
砥部町を訪れたら、砥部焼きの窯元を 巡り歩いてみてはいかがでしょうか。 砥部町には、 現在も約100軒の窯元が点在しています。 もし、一軒ずつ回る時間がないときには、 「砥部焼伝統産業会館」や 「砥部焼観光センター炎の里」に行くのがおすすめです。 国道33号線沿いにあります。 砥部町陶芸創作館では、 絵付けや手びねりの体験ができ、 気軽に陶芸を楽しむことができます。 また、砥部焼伝統産業会館では、 砥部焼きの歴史を学ぶことができるとともに、 多くの窯元の名品が展示されており、 購入も可能です。
◽️愛媛県立とべ動物園
愛媛県立とべ動物園は、 11haの広大な敷地に、 カンガルーやアフリカゾウ、 ホッキョクグマをはじめとし、 さまざまな種類の動物たちが暮らす動物園です。 園内にはアフリカストリートや モンキータウン、ウォーターストリートなど 10のエリアがあり、 さまざまなイベントを通じて 動物たちを間近で観察できます。
◽️砥部衝上断層
砥部衝上断層は、古い地層が 新しい地層の上に乗る珍しい逆断層があり、 その壮大な姿を観察することがでいます。 これは諏訪から大分まで続く 「中央構造線」の一部が露出しているもので、 1200万年から1400万年前の地殻変動が原因で 形成されたと言われています。 普段は土の下に隠れていて なかなか見ることができない断層を体感すれば、 地球の生命力を 肌で感じられるかもしれませんね。
まとめ
砥部焼きは、手仕事の温もりと 独特のデザインが魅力の焼き物です。 また、砥部町は、その砥部焼きの 歴史とともに発展してきた土地です。 四季折々の景色や砥部衝上断層など、 多くの魅力を秘めた町です。 砥部町にはおしゃれな砥部焼屋さんが たくさんあるので ぜひ足を運んでみてくださいね!
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