耐震等級3の家はどれくらい強い?耐震性能の区分ごとの特徴を解説 - 株式会社コーシンコンストラクション
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2024.02.14

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耐震等級3の家はどれくらい強い?耐震性能の区分ごとの特徴を解説

こんにちは!
コーシンコンストラクション田中です!

大切な家族を守るためにも、家を建てるときには
地震に強い家にしたいと考えている人は多いでしょう。

建物の耐震性を示す指標に、耐震等級があります。

耐震等級の中でも最も高い、
耐震等級3の家は本当に安心できる住宅なのか、
疑問に思う人もいるかもしれません。

そこで今回は、耐震等級や区分、
耐震等級3の家を建てるメリットを詳しく解説します!

家を建てたあとに、
「地震の備えをしておけばよかった」と
後悔しないためにも、ぜひご覧ください。

耐震等級とは?

耐震等級とは、
「住宅の品質確保の促進に関する法律」に基づく
「住宅性能表示制度」で定められた、
地震に対する建物の強度を表す基準の1つです。

耐震等級では、
地震で倒壊や損傷しにくいことを基準に、
等級1から3までの3段階で
住宅の耐震レベルを分けています。

耐震等級を取得するには、
指定された機関で審査を受け、
「住宅性能評価書」を取得する必要があります。

耐震等級の審査を受けるかどうかは任意です。

耐震等級の区分

耐震等級の区分には、
1から3までの等級が設けられています。

ここでは、それぞれの階級について詳しく解説します。

🔸耐震等級1

耐震等級1は、
建築基準法によって定義された
最低限の耐震性を有するものとされています。

数百年に一度起こる大規模な地震に対して、
建物が倒壊したり大きな損傷を
受けたりすることのない程度の耐震性を
備えている住宅が該当します。

また、耐震等級1の住宅は、
数十年に一度起こる地震に対しても
損害を最小限に抑えるよう構造設計されています。

耐震等級1は、建築確認を受けるために必要な
建築基準法の基本要件を満たすレベルです。

🔸耐震等級2

耐震等級2は、耐震等級1に比べて
1.25倍高い耐震性能を持つことを意味しています。

病院や学校などの公共建築物にも
採用される水準と同レベルの住宅が当てはまります。

なお、「長期優良住宅」の認定を受けるには、
少なくとも耐震等級2の基準を満たす住宅を建てる必要があります。

🔸耐震等級3

耐震等級3は、耐震等級1よりも
1.5倍高い耐震性能を誇り、
住宅性能表示制度における最も高いレベルの耐震基準です。

主に消防署や警察署のような
重要な防災関連施設と同レベルの住宅が当てはまります。

震度6強から7の強い地震に見舞われても、
比較的軽微な補修で済むほどの耐震性があることの証拠となります。

耐震等級3の家を建てるメリット

耐震等級の高い家を建てるのは、
地震に強い家を手に入れられるだけでなく
経済的にもメリットがあります。

一方で、耐震等級を取得するには
指定の認定機関の審査を受ける必要があり、
審査にも数十万の費用がかかります。

そのため、
耐震等級3を取得する費用対効果を見極め、
自分にあった選択をすることが大切です。

ここでは、耐震等級3の家を建てるメリットを解説します。

🔸万が一の地震のときにも被害が少なくなる

耐震等級3の家を建てる第一のメリットは、
やはり万が一の地震のときにも被害が少なくなることです。

大切な家族が毎日暮らすマイホームは、
地震への備えをしておきたいと思う人は多いでしょう。

耐震等級3は、
災害時に復旧・復興の中心となる施設と同等の堅牢さがあり、
地震への備えとして安心できるレベルと言えます。

大規模な災害が起こったとしても、
住宅が無事なら家族が抱える不安を大きく軽減させることができ、
建物の修繕や復旧にかかる費用も抑えられるでしょう。

🔸地震保険の割引が受けられる

耐震等級3の家は、
地震保険の割引が受けられるのも魅力です。

一般的に耐震等級ごとの割引率は下表の通りです。

耐震等級区分割引率
耐震等級350%
耐震等級230%
耐震等級110%

地震保険の金額は契約内容や建物にもよりますが、
継続して支払う費用であるため、
長期的に割引が受けられるのは大きなメリットです。

🔸住宅ローンの優遇が受けられる

多くの金融機関では、耐震等級3の住宅に対して
住宅ローンの金利優遇を行っています。

例えば、
住宅金融支援機構の「フラット35」Sプランでは、
耐震等級3以上の建物は、
金利が最大0.25%から0.5%引き下げられます。
(2024年2月現在)

借入額やタイミングにもよりますが、
住宅ローンの割引が得られるメリットは大きいものです。

🔸売却時の評価が高くなる

耐震等級3の認定を受けると、
住宅の耐震性が証明されるため
資産価値が高く評価されやすくなります。

購入するときに売却と聞いても
ピンとこないかもしれませんが、
予想外の転勤や家族構成の変化などがきっかけで、
万が一住宅を売却することになったときにも、
耐震等級3を取得しておくと有利に働きます。

耐震等級1の住宅よりも、
高価で売却できる可能性があるでしょう。

まとめ

耐震等級3は、
数百年に一度の大地震にも耐えうる
強度を備えた住宅のことで、
家族の安全を守る他にも、
経済的なメリットが多数あります。

地震保険の割引、
住宅ローンの優遇なども受けられるため、
費用対効果を見極めて取得を決める必要があります。

さらに詳しい情報や、
具体的な住宅プランを知りたいときには、
ぜひお気軽にご相談くださいませ!