【いよいよ本館改修終了!】道後温泉の歴史と有名な理由 - 株式会社コーシンコンストラクション
EHIME MATSUYAMA
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2024.08.14

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【いよいよ本館改修終了!】道後温泉の歴史と有名な理由

コーシン田中です!

道後温泉は、日本最古の温泉の1つ。

そのシンボルである「道後温泉本館」の改修工事が、2024年7月11日に完了しました。

工事を終え堂々とした佇まいを再び取り戻した道後温泉本館。

その姿を一目見ようと、多くの人が道後温泉全体を訪れています。

このブログでは、たくさんの人々に愛されている道後温泉をもっとよく知ってもらうために、道後温泉の歴史と、この地が有名な理由を解説します。

これから道後温泉を訪れる方や、道後温泉のファンの方は、ぜひ参考にしてください。

道後温泉本館の全営業が再開!

日本最古の温泉の1つである道後温泉。

そのシンボルともいえる道後温泉本館は、平成31年1月に保存修理工事を開始しました。

営業を続けながら工事を進めること約5年半。

令和6年7月11日、工事はついに終了しました。

現在では休憩室を含めた全館での営業を再開しています。

道後温泉公式サイト

SNSでも、道後温泉本館の工事終了を喜ぶ声を、たくさん見かけます。

全国の温泉ファンが工事を終えた道後温泉本館の堂々とした姿を見に、この地に足を運んでいるようです。

道後温泉の3,000年の歴史を振り返る

日本書紀や源氏物語などの古文献に描かれていることから、道後温泉は約3,000年の歴史を持つと言われています。

兵庫の有馬温泉、和歌山の白浜温泉を含めた日本三古湯の1つであり、歴史上の人物が訪れたエピソードも複数存在します。

そのうちの1人が聖徳太子です。

聖徳太子は道後温泉を訪れた際、心地よい泉質と美しい景色に心を奪われ、石碑を残したとされています。

また夏目漱石も道後温泉に魅せられた人物の1人。

小説「坊ちゃん」は、道後温泉での日々を元に綴られています。

作中で「ほかの所は何を見ても東京の足元にも及ばないが、温泉だけは立派なものだ。」と評価された「住田の温泉」とは、道後温泉本館のことを指しているのです。

歴史上の人物に愛されてきた道後温泉のシンボル、道後温泉本館が建てられたのは、明治27年のこと。

約20カ月の工期と総工費13万5,000円(今の5億1,300万円ほど)をかけて完成しました。

木造三層楼の道後温泉本館は、完成後、増改築を繰り返します。

そして築100年を迎えた平成6年には、国の重要文化財の指定を受けました。

道後温泉を体現するのは、本館だけではありません。

別館の「飛鳥乃湯(あすかのゆ)」も、道後温泉の歴史を語る上で、重要な温泉です。

飛鳥乃湯には聖徳太子や斉明天皇が訪れたとされていることから、建築様式は飛鳥時代のデザインを取り入れています。

また「椿の湯」も松山市民に親しまれている温泉です。

こちらは聖徳太子が訪れた際に、椿が生い茂った道後温泉の景観に感動したことから、椿をモチーフにしたデザインが施されています。

両者は本館よりも歴史が浅く、飛鳥乃湯は平成29年、椿の湯は昭和28年に建築されています。

参考:公益財団松山観光コンベンション協会「歴史&文化|観光情報」

道後温泉はなぜ有名?その魅力とは

道後温泉には、数々の温泉旅館やホテルなどがあり観光客もたくさん訪れます。

多くの人々が道後温泉に惹かれ、何度も足を運ぶのはなぜなのでしょうか。

道後温泉の魅力を、ご紹介します。

3000年の歴史から感じるロマン

道後温泉の歴史は3000年に及び、街の至る所にその歴史を感じさせる要素が満ちています。

時代を思い浮かべながらの散策は、まるでタイムスリップしたような体験を楽しむことができるでしょう。

この深い歴史感が道後温泉の大きな魅力の1つです。

無加温・無加水の温泉

道後温泉の泉質はアルカリ性単純泉で、やわらかな肌触りが特徴です。

「美人の湯」とも呼ばれており、入浴によって美容や健康への良い効果を期待できます。

また、道後温泉の湯は18本の源泉から組み上げられています。

源泉同士をブレンドし、適温をつくる無加温・無加水のため、源泉の効果を十分に感じられるでしょう。

参考:
松山市「道後温泉源泉の秘密~泉質編」

ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台

道後温泉本館のデザインを「どこかで見たことがある」と感じる人も多いはず。

道後温泉本館は、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」に登場する油屋のモデルになっています。

建物の高さは違いますが、細部のデザインや雰囲気などは共通しており、同作のファンであれば1度は訪れたい場所です。

夜になると周囲のガス灯がともり、作中同様、幻想的な雰囲気が増す姿も必見です。

ハイカラな街の雰囲気

道後温泉の街の雰囲気に惹かれ、観光に訪れる人も多くいます。

道後温泉の街の雰囲気は、温泉街らしさとハイカラな雰囲気が同居しています。

ハイカラとは、西洋の文化と和の文化が融合した明治後期〜大正にかけてのスタイルのこと。

道後温泉の駅舎もハイカラなデザインが採用されており、街のさまざまな場所にレトロな雰囲気が溢れています。

どこか懐かしさを感じる街並みは写真映えもすることから、古き良き時代を知る世代はもちろん、若い世代にも道後温泉の風景は愛されています。

宿泊施設・観光名所が豊富

街には、さまざまなホテルや旅館があります。

温泉街の宿泊施設というと格式の高さを感じますが、道後温泉付近にはビジネスホテルもあるため、気軽に泊まれます。

また道後温泉から少し足を伸ばせば「空の散歩道」や「伊佐爾波(いさにわ)神社」、「道後公園(湯築城跡)」など、観光スポットが数多くあります。

温泉街やアーケード以外にも楽しいスポットが豊富なことから、家族や友人との旅行はもちろん、1人でも存分に楽しむことができるでしょう。

道後温泉の歴史を学び温泉・観光をもっと楽しもう

多くの人々が訪れる道後温泉には、長い歴史があります。

温泉にゆっくり浸かり街を散策するだけでも楽しめますが、歴史を知った上で訪れることで、より感慨深さを感じられるでしょう。

道後温泉を訪れる際はぜひこのブログを参考にして、観光を楽しんでみてください!