2025.07.12
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【猛暑対策2025】新築住宅で後悔しない!暑さに強い家づくりのポイントとは?

コーシン田中です!
2025年の夏、日本各地で例年以上の猛暑が予想されています。
特に都市部や内陸部では最高気温が35℃を超える日が続くとされており、これから家を建てる人にとって「暑さに強い家」は避けて通れない課題です。
この記事では、2025年の猛暑対策を前提に、新築住宅で後悔しないための「暑さに強い家づくり」のポイントを解説します。
建築構造、設備選び、設計の工夫など、具体的かつ実践的な知識をわかりやすくまとめました。
1. なぜ今「暑さに強い家」が注目されているのか?【2025年の猛暑予測】
気象庁の2025年夏の長期予報(2025年5月発表)によれば、今夏は太平洋高気圧の影響で全国的に平均気温が高く、猛暑日が増加する見通しです。
さらに、環境省の熱中症予防情報によると、過去5年間で熱中症による搬送者数は上昇傾向にあり、その要因の一つが住宅の断熱・遮熱性能の不足です。
こうした背景から、今「暑さに強い家」のニーズが急速に高まっています。
2. 新築時に検討すべき!暑さに強い家の3つの基本要素
🔸高断熱・高気密
外気の熱を遮り、室内の冷気を逃がさないことが基本。
断熱材はグラスウールや吹付けウレタンなどが主流。
断熱等級6〜7(2022年改正の省エネ基準)を満たす家は、エアコン効率が格段に上がり、光熱費も削減できます。
🔸遮熱設計
屋根や外壁に日射反射性の高い素材(遮熱塗料、ガルバリウム鋼板など)を使うことで、表面温度を5〜10℃低く保てます。
窓もLow-E複層ガラスにすることで、夏の直射日光を大幅にカット。
🔸自然通風・換気計画
高窓や通風口を使ったパッシブ設計で風を通し、冷房への依存度を下げられます。
特に松山市のような風通しの良い地形では、間取りを工夫することで冷却効果を自然に得られます。
3. 【部位別】暑さ対策の家づくりチェックポイント
🔸屋根・外壁
・遮熱塗装、通気層のある断熱構造が効果的
・屋根断熱にはネオマフォームやフェノールフォームなど高性能材が有効
🔸窓・サッシ
・南向きの大開口には軒や庇(ひさし)を設置
・アルミ樹脂複合サッシ+Low-Eガラスで断熱性・遮熱性アップ
🔸間取り・方角
・日射が厳しい西面には開口部を減らす
・東西に細長い配置にすることで通風が促進される
4. 暑さに強い家の実例|愛媛県松山市での施工事例紹介
事例1:高気密+全館空調+遮熱屋根の家(松山市南久米)
・UA値:0.45、C値:0.3
・外壁に遮熱塗装を施し、夏場の室温が最大4℃抑制されたとのデータあり
事例2:パッシブ設計を活かした平屋住宅(松山市北斎院)
・高窓と地窓による自然通風設計
・太陽光+蓄電池で電力自給も実現
これらの施工事例は、松山市内の気候に最適化された設計であり、猛暑の中でも快適な居住環境が確保できています。
5. よくある質問Q&A|新築時の暑さ対策で後悔しないために
Q1. 全館空調は本当に効果的?
A. 導入コストはかかりますが、冷暖房のムラがなく、気密性が高ければ電気代も抑えられます。ランニングコストは住宅性能によって左右されるため要計算。
Q2. 外構で暑さを軽減するには?
A. シンボルツリーの植栽や打ち水が効果的。西日を遮る位置に植栽や壁を設置することで遮熱効果を高められます。
Q3. やってはいけない暑さ対策は?
A. 通気を無視した高気密設計や、断熱性能の低いサッシの使用。逆効果になるケースが多いため、設計段階でぜひご相談を。
6. まとめ|2025年以降の気候に対応した“賢い家づくり”を
猛暑が当たり前になる時代に、新築住宅で後悔しないためには「断熱・遮熱・通風」の3要素を軸に、住宅性能を最適化することが必要不可欠です。
松山市のような温暖かつ湿度が高い地域では、これらの対策が暮らしの快適性と光熱費削減、そして健康リスクの軽減に直結します。
家族が長く快適に暮らすためにも、設計の初期段階から猛暑対策をしっかり計画しましょう。
地元密着の住宅会社であれば、地域特性を活かした提案も受けられますよ!