【11月スタート】住宅ローン金利は上がる?年末に向けた賢い資金計画の立て方 - 株式会社コーシンコンストラクション
EHIME MATSUYAMA
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2025.10.09

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【11月スタート】住宅ローン金利は上がる?年末に向けた賢い資金計画の立て方

2025年も残りわずか。


住宅ローンの金利がじわじわと動き出している今、「年内に家を建てたい」「そろそろ契約を進めたい」と考えている方にとって、資金計画の見直しは重要なテーマです。


特に11月は、金融機関の金利改定やボーナス時期の準備、住宅ローン控除の期限確認など、“年末に向けた動き”が本格化するタイミング。


この記事では、最新の金利動向を踏まえながら、固定金利・変動金利の選び方や、年末に向けた資金計画のポイントを分かりやすく解説します。

今、住宅ローン金利が注目される理由

ここ数か月、住宅ローンの金利はじわじわと上昇傾向にあります。


背景には、日銀の金融政策や長期金利の変動が密接に関わっています。


金利の仕組みを理解することで、将来の返済負担を冷静に見通すことができます。

🔷金利動向を左右する「日銀の政策」とは?

日本銀行は、物価の安定を目標に「金融緩和」または「引き締め」政策を行っています。


2025年秋時点では、物価上昇の抑制と円安是正のために、長期金利の上昇を一定程度容認するスタンスに転じています。


これにより、民間銀行が設定する住宅ローン金利もやや上昇傾向を見せています。

🔷長期金利と住宅ローン金利の関係をわかりやすく解説

住宅ローンの「固定金利」は、10年物国債などの長期金利に連動します。


つまり、国債の利回りが上がると、銀行の固定金利型住宅ローンも上がる仕組みです。


一方、「変動金利」は短期プライムレートに連動し、日銀の政策金利が大きく影響します。

🔷2025年11月時点の金利トレンドをチェック

2025年11月時点では、変動金利が年0.4~0.6%台、固定金利(10年固定)が年1.3~1.6%前後と、前年同月よりわずかに上昇しています。


特に長期固定を選ぶ場合は、年内契約で金利を固定する動きが目立っています。

固定金利と変動金利、どちらを選ぶべき?

金利が上がる局面では「固定にした方が安心」と言われますが、実際はライフプランや返済計画によって最適な選択は異なります。

🔷金利上昇局面に強い「固定金利」の特徴

固定金利は、返済期間中の金利が変わらないため、将来の支払いが安定します。


今後さらに金利が上がる可能性を考慮すると、「今の金利で固定しておきたい」という需要が増えています。


特に、長期的に家計の安定を重視する子育て世帯に人気です。

🔷低金利を活かすなら「変動金利」も有力

一方、変動金利は現時点で最も低い金利を享受できます。


短期的な支出を抑えたい方や、将来的に繰上げ返済を予定している方には向いています。


ただし、金利上昇リスクをどうコントロールするかがポイントです。

🔷金利タイプの選び方は“ライフプラン”で決まる

「子どもの教育費が増える時期」「転勤・転職の可能性」「将来的な収入見通し」など、ライフイベントを踏まえた選択が大切です。


変動・固定を組み合わせた“ミックスローン”を活用するケースも増えています。

年末に向けて見直したい「資金計画のポイント」

年末は、家計全体を整理する絶好のチャンスです。


住宅購入の予算を再確認し、借入額・返済計画を明確にしておきましょう。

🔷頭金・借入額・返済期間を最適化する

頭金を多く入れれば、借入額が減り、総返済額も軽くなります。


ただし、無理に貯金を使いすぎると、生活資金が不足するリスクも。


理想は「生活費6か月分を残したうえで、余剰資金を頭金に回す」バランスです。

🔷ボーナス払いの扱い方と注意点

ボーナス払いを組み込むと、月々の返済が軽くなる一方、ボーナス減少時に家計を圧迫するリスクもあります。


会社の業績に左右されやすい職種の場合は、慎重に設定することが重要です。

🔷繰上げ返済は“タイミング”がカギ

繰上げ返済は、金利が高いうちに行うと効果的です。


特に固定金利期間が終わる前や、子どもの進学前など、支出が増える前に一部を返済しておくと安心です。

金利上昇リスクに備える3つの実践策

「金利が上がるかも…」という不安を感じたら、行動に移すことが重要です。


ここでは、すぐに実践できる3つの対策を紹介します。

🔷金利上昇に強い家計バランスをつくる

固定費(通信費・保険料など)を見直し、家計の余力を増やすことが第一歩です。


毎月1万円でも余剰資金を確保できれば、金利上昇時にも余裕を持って対応できます。

🔷借換え・金利交渉を視野に入れる

すでにローンを組んでいる場合も、他行の金利を比較して借換えを検討する価値があります。


近年はネット銀行の低金利商品が増え、諸費用を含めても総返済額を抑えられるケースがあります。

🔷住宅ローン控除・補助金を賢く活用する

2025年も「住宅ローン減税」は継続中。省エネ住宅や長期優良住宅を対象に控除率が優遇されるケースもあります。


また、愛媛県や松山市独自の補助金制度があるため、地域情報もチェックしましょう。

2025年内の住宅購入を検討している方へ

金利だけでなく、建築コストや補助制度も年内で変動する可能性があります。


資金計画を早めに立てておくことで、後悔のない判断ができます。

🔷金利だけでなく「建築コスト・補助制度」も要チェック

建築資材の価格や職人の人件費は依然として高止まり傾向。


さらに、補助制度の申請期限が年内に設定されている場合もあるため、早めの情報収集が鍵です。

🔷資金計画の立て方で“年末の判断”が変わる

「家を建てる」ことは人生の大きな決断。


金利や制度の動向に振り回されすぎず、自分と家族のペースを基準に判断することが大切です。


ファイナンシャルプランナーや住宅会社に相談しながら、総合的に検討しましょう。

まとめ:金利変動を恐れず、“自分軸”で判断することが大切

住宅ローン金利の動きは、誰にも正確には読めません。


しかし、情報を整理し、自分の家計に合った判断を下せば、たとえ金利が上昇しても安心して返済を続けられます。

🔷焦らず、冷静に情報を整理しよう

ニュースやSNSの情報は一面的な場合も多いため、複数の金融機関の金利を比較し、最新情報を客観的に把握することが重要です。

🔷今こそ「長期的な資金戦略」を見直すチャンス

年末は、家計の棚卸しと将来設計を見直す好機です。


短期的な金利だけでなく、20年後・30年後の生活を見据えた住宅ローン設計を行いましょう。

🔷シミュレーションで具体的な返済額を把握

金融機関の公式サイトでは、借入額や金利を入力して簡単に返済額を試算できます。


数字で確認することで、安心感がぐっと増します。

🔷年収別・借入可能額の目安

一般的に、年収の25〜30%程度を年間返済額の目安とするのが理想です。


年収500万円なら年間返済額は125万〜150万円、月々約10〜12万円が目安です。

🔷地元銀行・ネット銀行の金利比較(松山市・愛媛県版)

愛媛銀行や伊予銀行などの地銀では、地元向け優遇プランを実施している場合もあります。


ネット銀行と比較しながら、トータルコストで判断しましょう。

金利は“上がるか下がるか”よりも、“どう備えるか”が重要です。


年末に向け、家族の未来を見据えた資金計画を整えましょう。