1年の折り返し!6月30日の夏越の祓とは? - 株式会社コーシンコンストラクション
EHIME MATSUYAMA
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2025.05.23

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1年の折り返し!6月30日の夏越の祓とは?

コーシン田中です!


6月の終わりは、ちょうど1年の折り返しの時期。


「新しい年の始まりに立てた目標を思い出しながら、心をリセットしたくなる」ということはありませんか。


そんな6月の時期に行われるのが、「夏越の祓(なごしのはらえ)」という神事です。


半年間の厄やけがれを祓い、残りの半年の健康と平穏を願う日本ならではの風習です。


この記事では、夏越の祓の意味や由来、愛媛県内で体験できる神社の情報をご紹介します。


心も体もすっきり整えて、清々しい夏を迎えたい方は、ぜひご覧ください。

夏越の祓とは?

夏越の祓には、茅の輪くぐりや人形探しなどが行われます。


具体的にどういった行事なのか、詳しく解説していきます。

🔸茅の輪くぐり

茅の輪くぐりは、毎年6月30日ごろに行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」の神事の一つです。


茅(ちがや)で作られた大きな輪をくぐり、半年間の罪や穢れを祓い、無病息災を願う行事です。


茅の輪くぐりの作法は、一般的に左回り、右回り、再び左回りと「八の字」を描くように3度くぐる形式が一般的です。


心身を清め、新たな気持ちで下半期を迎えるための節目とされています。

🔸人形流し

人形流し(ひとがたながし)も、夏越の祓の神事の一つです。


神社によって形式は異なりますが、紙で作られた人形(ひとがた)に自分の名前や年齢を記入し、体を撫でて息を吹きかけることで、半年間の罪や穢れを移します。


その後、人形を川や海に流す、または神社に納めてお焚き上げすることで、心身を清め、無病息災を祈願するのが一般的です。

愛媛で夏越の祓が行われる神社⛩️

愛媛県内にも、夏越の祓が行われる神社が各地にあります。


ここでは、愛媛県で夏越の祓を体験できる神社をご紹介します。

🔸伊豫豆比古命神社(椿神社)

愛媛県松山市にある伊豫豆比古命神社(椿神社)では、毎年7月31日に「夏越祭(文月大祓式)」が行われます。


また、同日に「人形思い遷しの集い~人形感謝祭~」も実施されます。


これは、大切にしてきた人形に感謝の気持ちを込めてお清め・お祓いを行う儀式です。


また、夏越祭では「夏越御幣」や「夏越車の大祓守」などの授与品もあります。


とくに「夏越車の大祓守」は車のお祓いを受けた方に授与され、預けた「御車形代」は翌朝、神事で焼納されます。


人や物への感謝と清めができるこの機会に、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

🔸大成神宮

愛媛県上浮穴郡の大成神宮では、毎年7月に「夏越し祭」が行われます。


「忌火(いみび)の祓い」では、皇室の平穏や参加した人たちの健康を願って、形代(かたしろ)という紙に込めたけがれを火で清めます。


また、「輪くぐりの秘義(ひぎ)」では、神主さんが特別な作法で茅の輪をくぐり、神さまに、自身の健康や無事を祈る行事です。


大成神宮の境内には、竜宮城を思わせる華やかな「金鳶殿」、神への祈りを形にした「惟神殿」、荘厳な佇まいの「鮮雲殿」など、趣ある社殿が点在しているため、夏越し祭とともに散策も楽しめるでしょう。


古くから「大成の六社さん」として親しまれ、現在も人生の大成や勝利を願う多くの参拝者が訪れる神社です。

🔸伊佐爾波神社

愛媛県松山市の伊佐爾波神社では、毎年7月30日に「夏越祭(なごしさい)」が行われます。


社殿内に直径約2メートルの茅の輪が設けられ、訪れた人々がくぐりながら健康や厄除け、開運を祈願する神事です。


過去の夏越祭では、「ダイバ」と呼ばれる鬼の面をつけた神職によるお祓いを受ける光景も見られたそうです。


桃山時代の優美な建築様式を今に伝える神社で、日本三大八幡造りの一つに数えられています。


135段の石段を登ると、鮮やかな朱色の社殿が姿を現し、国の重要文化財にも指定されているのが特徴です。


豪華な楼門をくぐると、金箔を施した柱や精緻な彫刻、海老虹梁などに迎えられ、壮麗な社殿の美しさに心を奪われます。


松山の学術文化の高さも感じられる歴史的な神社です。

🔸三津厳島神社

愛媛県松山市の三津厳島神社では、毎年6月30日に「夏越祭(なごしさい)」が行われます。


半年分のけがれを祓って、残りの半年を元気に過ごすための行事です。


前の晩には「ひな形」と呼ばれる紙の人形に息を吹きかけたり、枕の下に敷いて寝て、自分のけがれを移します。


翌日、そのひな形を神社に持っていくと、悪い病気から身を守るお札をいただけるそう。


朝9時から夜8時まで行われていますので、ぜひ足を運んでみてください。

まとめ

6月30日に行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」は、半年間の穢れを祓い、残りの半年の無病息災を願う日本の伝統行事です。


茅の輪くぐりや人形流しといった神事を通して、心身を清める節目の一日でもあります。


愛媛県内でも椿神社や三津厳島神社などで執り行われ、地域に根づいた文化として親しまれています。


自然の恵みに感謝しながら、自分自身と向き合うきっかけにもなる夏越の祓。


今年はぜひ、地元の神社を訪れて体験してみませんか。